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2018年07月09日

絵本「かいとう あっというま」茂木健一郎さん選評

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絵本「かいとう あっという」を購入してくれた友人知人から、
感想をちらほら聞くようになりました。


どようやら大人である本人も楽しんでくれたり、考えさせられたということ。
「大人が子どもにも読み聞かせしたい絵本」
そんな作品がつくりたかったので狙い通り?

とは言いつつ、子どもたちの反応が気になる。
先日、母が僕の姪に「かいとう あっというま」を読み聞かせている姿を覗き見。
姪は年長さんで5才。


普段から元気であまりおとなしくしているのを見たことなかったけれど、
読み聞かせ中は、じっとして、食い入るように見ていました。
読み聞かせが終わった後、恐る恐る「どうだった?」と聞いてみると・・・


「おもしろかった!!」


一番おもしろかったところは、「かいとう あっというま」が捕まった後、
たくさんの人達が自由にしているシーンだったとのことで夢中に感想を話してくれました。

絵本「かいとう あっというま」は読み手の年齢層も幅広く、
自分のため、子どものため、友だちのために買ってくれているよう。
作り手としては、一人でも多くの人に読んでもらうことが何よりも幸せ。

書店にあってもなかなか実感できなかった絵本出版。
こうして読んだ感想を聞いてはじめて湧いてくるものなんだ。

さて、be絵本大賞で大賞を選んでいただいた方の選評、お二人目は茂木健一郎さん。

【選評】 茂木 健一郎 氏

今年も本当にすばらしい作品がいっぱい集まりました。

この作品は、脳は、ほとんどの情報はイメージから受けとめているのですが、そのイメージの世界で、よく考えられた情報の伝え方をしています。このような作品は珍しいと思います。

キャラクターもかわいいですし、それと構図が、ちょうど脳に一番いいかたちで物語がストンとはいってくるような構図になっている。これは、まさに芸術ですよね。

作者の塚本さんは脳科学者じゃないと思いますが、脳科学者と同じくらい人間の脳のことをわかっていますね。本当にすばらしい作品でした。

出典・引用:be絵本大賞より
http://p-kies.net/be-ehon/2017/yell_01.html

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